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楽しいDigitalモードの世界

FT8を始めよう   by JA3MPT

運用日記は随時更新中


FT8の特徴

FT8の特徴としては次の項目が挙げられています。
・占有周波数帯域は50Hzの狭帯域
・最低S/N比は-21dB(JT65は-25dB)
・片道15秒の送受信手順
定型文ならCQから数えるとスムーズに進んだ場合の所要時間は90秒(15秒x6回)で交信が完了します。
・更新手順や応答の自動化
オートシーケンス機能により交信が自動化されています。相手からの応答を待って自動的に送受信が切り替わります。もしエラーがあれば正しい応答があるまでそのシーケンスを繰り返します。またオートシーケンスをOFFにして手動で操作することも可能です。

FT8を運用するのに必要機器類

(1)HF帯が運用できるSSBモードの無線機:真空管式は動作が不安定なため不向きです(ファイナルだけが真空管も含む)
(2)Windows7以上の パソコン: FT8は高速処理が必要なためCPUがコアI3以上でメモリが4GB以上が望ましい
(3)無線機とパソコンを接続するインターフェース:市販のインターフェースもありますし自作も可能です
(4)USBサウンドアダプター(インターフェースを自作する場合はあったほうが望ましい)

●PCと無線機の接続および設定



現用のPCと無線機(左がIC-731、中央がIC-7300、右はIC-706MKⅡG
左のPC(メインPC)は「Hamspots」、「PSKReporter」、「eQSL」、「QRZ.com」などの情報収集用。
右のPC(無線用)は「WSJT-X」、「JTAlertX」、JT_Linker」「Turbo Hamlog」を起動。

1)USBケーブルで無線機と接続

現在ICOMのIC-7300を使用しています。IC-7300とPCとはUSBケーブルで接続しています。
ソフトウエアはWSJT-X(現在の最新バージョンは2.0)を使用して「CAT」で無線機をコントロールしています。
USBケーブルにはクランプコア(通称パッチンコア)を数個取り付けて回り込み対策をとっています。
最近の無線機はUSBコネクタを装備していて便利ですが少し古い無線機にはUSBコネクタが装備されていないのでインターフェースが必要になります。



              IC-7300のUSBコネクタ

USBケーブルにはクランプコア(通称パッチンコア)を数個取り付けて回り込み対策を行います。



2)USBドライバーのダウンロード

ICOM IC-7300のUSBドライバーはICOMのサイトからダウンローできます。
USBドライバーダウンロード:http://www.icom.co.jp/support/download/firmware_driver/FrmDwn2.php?TYPE=アマチュア無線機器&CAT=固定機

3)USBドライバーのインストール

ダウンロードしたドライバーをPCにインストールします。
ドライバーをインストール後は「コントロールパネル」→「デバイスマネージャー」で「ポート(COMとLPT)を確認します。
後でWSJT-Xの設定に必要になりますのでCOMポートの番号(図ではCOM4)を控えておきます。
もしデバイスマネージャーに「!」や「?」マークがついておれば変換ケーブルが認識されてませんのでドライバーを一旦削除して再インストールする必要があります。



4)インターフェース経由で無線機と接続

USB端子のない無線機の場合は外付けインターフェースが必要になります、メーカー製のインターフェースにはいろんなものがあります。
メーカー製のインターフェースにはサウンドカードが組み込まれてるものがありますのでPCのサウンドカードは利用しません。

インターフェース

SignalLink USB Sound Card 日本通信エレクトロニクス(http://www.jacom.com/)

3).自作インターフェース

インターフェースはRTTYも運用できるように回路を追加してあります。左側がPCへ接続するケーブルでミニプラグはパソコンのスピーカーとマイク端子に接続します。
PTTは1号機と同じくUSB-シリアル変換ケーブルでパソコンのUSB端子に接続します。右側のDINケーブルは無線機のアクセサリー端子へ接続します。ミニプラグはRTTY端子へ接続します。
1号機と同じく基板はユニバーサル基板を使用しケースは100円均一で買った蓋つきのプラスチックケースを利用しました。

インターフェース2号機

4)自作インターフェース回路図

インターフェース回路図


●USB-RS232C変換ケーブル

RS-232CケーブルをUSB変換するケーブルです。
「変換名人」の「USB-RS232C」変換ケーブルを使ってます。
ドライバーは変換名人のWEBサイイトからダウンロードしました。
ドライバーをインストール後は「コントロールパネル」→「デバイスマネージャー」で「ポート(COMとLPT)を確認します。
COMポートが何になっているかをメモを取ります(こちらでは「COM3)」後でJTDXの「DTR」や「RTS」の設定で必要になります。
もしデバイスマネージャーに「!」や「?」マークがついておれば変換ケーブルが認識されてませんのでドライバーを一旦削除して再インストールする必要があります。


変換名人の「USB-RS232」変換ケーブル
http://www.henj.in/USB.html


デバイスマネージャーでCOMポートを確認する
(ここでは「COM3」に設定されている)

USBサウンドアダプター

PCのサウンドカードを使用する場合は信号がPC内部のノイズの影響を受ける可能性があるのでできれば外付けのUSBサウンドカードを使用する方が望ましいです。
私はBuffaloのUSBサウンドアダプターを使っています。サウンドドライバーはWindows10でも問題なく動作しています。
サウンドカードの設定では次のことに注意しないといけません。
サウンドカードのプロパティで次の設定を行います。
・「Enhancements」のタブにある「Disable all enhancements」にチェックを入れてエフェクト関係をすべてオフにします。
・「詳細」タブで「既定の形式」を「16ビット 4800Hz(DVDの音質)」に設定します。
・すべての設定が完了したら「OK」をクリックしてウインドウを閉じます。

USBサウンドアダプタ
USBサウンドアダプター iBuffalo BSHSAU01BK
http://buffalo.jp/product/multimedia/headset/bshsau01bk

●FT8のソフトウエア

FT8用のソフトウエアはWSJT-XやJTDXがありますが私が使っているのは「WSJT-X」です。
日本語のマニュアルも用意されてます。
現在(2018年12月)のバージョンは2.0.0で下記のサイトからダウンロードできます。

WSJT-XダウンロードURL:http://jt65-dx.com/download/wsjt-x.html

*WSJT-X日本語マニュアルのURL:http://jt65-dx.com/jt65-hf_003.html



                 WSJT-X v2.0.0の画面

WSJT-Xの設定のポイント

・画面左側にある受信レベルが無信号時に30dB程度になるようにインターフェースもしくはPC側でレベルを調整します
・画面右側にある「Pwr」のスライドバーを最大より少し低めに設定します
・「Auto Seq」にチェックを入れるとQSOが自動で進みます。
QSOしたい相手のコールサインをダブルクリックして応答があれば、シグナルレポートの送信から「73」の送信まで自動でQSOを終わらせることができます。



FT8運用時の注意点

FT8を運用するにはパワーが必要です。私は50Wで運用しています。JT65の場合は10Wくらいでも十分QSOできましたが私の体験としてはFT8はパワーがないと飛びにくいようです。もちろんなんでもかんでもパワーが必要なのではなくコンディションに応じてパワーを調整することは必要かと思います。
また運用周波数も20mがメインとなりサブとして17mあたりがFBです。したがって上級ハムでないと運用が難しいと思われます。
アンテナはビームアンテナが良いことには間違いありませんが私のように釣り竿アンテナでも十分飛んでいます。但しコンディションが悪いと他局にはDXが見えていてもこちらには見えないことがよくあります。それでも思わぬDXとQSOできることもあるので楽しいです。
※3.573MHzと7.074MHzはDX局とのQSOのみで国内局とのQSOはできませんので注意が必要です。

PC内時計合わせ用のソフトダウンロード

JT65はPC内の時計が2秒以上狂っているとデコードしません。PC内の時計を正確に合わせる必要があります。時刻合わせのソフトはいくつかありますが例えば「iネッ時計~インターネット時刻補正~Ver.1.08」((http://pino.to/ntptools/)をインストールしてPC起動時に時刻合わせを行う方法があります。

無線局の免許状の変更

FT8の電波形式は「F1D」です。自分の過去の免許申請を確認して「F1D」が未申請ならば変更申請を行ってください。

付属装置の諸元

方式:8-FSK
通信速度:6.25ボー
周波数偏移:43.75Hz
符号構成:WSJT 誤り訂正コード:LDPC
副搬送波周波数:1500Hz(200~2500Hz 可変)
電波形式:F1D

●FT8の運用周波数(MHz)モードはUSB

160m1.909
80m:3.531(国内QSOが主)
   3.573(海外とのQSOに限る)
40m:7.041(国内とのQSOが主)
   7.074(海外とのQSOに限る)
30m:10.136
20m:14.074
17m:18.100
15m:21.074
12m:24.915
10m:28.074
6m:50.313

※3.573MHzと7.074MHzはDX局とのQSOのみで国内局とのQSOはできませんので注意が必要です。

現用アンテナと室内型ATU、コメット人口グラウンド


アンテナは自作の釣り竿アンテナです。4.6mのグラスファイバーロッドに2mmアルミ線を9.6mヘリカル上に巻きつけています。80mはローディングコイルを追加して使っています。
今住んでいる集合住宅にはベランダがないので3階の窓から釣竿アンテナを南の方向に突き出しています。このアンテナで世界中に電波が飛んでいます。
この釣り竿アンテナに東京ハイパワーの室内型ATUのHC-100ATとCOMETの人口グラウンドCAG-300Xで80m~10mまでQRVしています。
特にCOMETの人口グラウンドは集合住宅の3階でアースが取れない環境ではとても強い味方になってます。
たった2.5mのカウンターポイズを1本部屋の中に這わせてあるだけですが80m~10mまでチューニングが取れています(80mはローディングコイルを追加)
右の写真の下側にあるのはバイキングのアンテナカプラーで現在は使用しておりません。


釣り竿アンテナ  

集合住宅の三階の窓から突き出した釣り竿アンテナ      上左がCOMETの人口グラウンドCAG-300X        東京ハイパワーのHC-100ATオートアンテナチューナー
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