FT4
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FT4の特徴
FT4の特徴としては次の項目が挙げられています。
・FT8の2.5倍の速度
・占有周波数帯域は80Hz。
・一回の送信はFT8の12.64秒に比べ4.48秒と短い
・送受信の切替えは6秒ごとに行われその結果FT8の2.5倍の速度
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ソフトウエア
WSJT-X v2.1.2を使用します。
WSJT-X v2.1.0は下記のサイトからダウンロードできます。
WSJT-XダウンロードURL:
http://jt65-dx.com/download/wsjt-x.html
WSJT-X v2.1.0
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FT4の提案されている運用周波数(MHz)
80m:3.568(運用時にはオフバンドで送信しないように注意が必要)
40m:7.047(JA国内とのQSOは不可)*
30m:10.140
20m:14.080
17m:18.104
15m:21.140(JA国内とのQSOは不可)*
12m:24.919
10m:28.180(JA国内とのQSOは不可)*
6m:50.318
*JARLのバンドプラン参照
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FT8とFT4の切り替え
・WSJT-Xを起動します
・メニューの「Configration」から「Defullt(またはFT8)」→「Clone」を選択します
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「新しいConfiguration「Defolt-Copy(またはFT8-Copy)」が作成されます。
・新しいConfigurationのサブメニューから「Rename」を選択します
・「New Configuration」の「New Name」に「FT4」と入力して「OK」をクリックします
・メニューの「Mode」から「FT4」を選択します
・「File」→「Settings」→「Frequencies」タブの「Working
Frequencies」のウインドウ上で右クリックして「Reset」をクリックします
・ウインドウにすべての周波数が入力されます
FT8からFT4への切り替え手順
・メニューの「Configration」から「FT4」→「Switch To」を選択します
・FT8の画面がリセットされ新しくFT4の画面になります
・「Band Activity」と「Rx Frequency」の画面はリセットされて消えてしまいます
・運用周波数もFT4用になります
・FT4からFT8に切り替えるには上記の手順でメニューの「Configration」から「FT8」→「Switch To」を選択します
・画面がリセットされてFT8用の画面になります
・同じく「Band Activity」と「Rx Frequency」の画面はリセットされて消えてしまいます
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FT4運用の感想
現在FT8では50Wで運用していますがFT4の場合はもう少しパワーが必要です。
もちろんなんでもかんでもパワーが必要なのではなくコンディションに応じてパワーを調整することは必要かと思います。
送信時間がFT8の半分なので短い時間にデータを送ることになります。
コンディションによってはリトライになり何回もレポートや「RR73」を送ったり相手からの「RR73」が確認できず尻切れになることもしばしばあります。
それでも沿送信時間が短いのでQSOのテンポが速くなりよそ見をしている間にQSOが終わっていたとこともあります。
また運用周波数も今のところ20m(14.080)がメインとなります。
したがって上級ハムでないと運用が難しいと思われます。
この機会に上級を取得するのもいいと思います。
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付属装置の諸元
方式:4-GFSK
通信速度:20.8333ボー
周波数偏移幅:62.499Hz
符号構成:1500Hz(200Hz~2900Hz可変)
占有周波数帯域幅:80Hz
電波形式:F1D
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変更届時の注意点
付属装置の諸元表には「すでに免許されている(FT8等)付属装置の諸元の下に追加する諸元を記入するとわかりやすいと思います。
なお送信機系統図はすでにFT8等の申請時に提出してあるので今回は不要でした。
こちらの近畿総通への電子申請による変更届は2週間ほどで審査終了となりました。
付属装置の諸元は免許済みと追加とを記載するとわかりやすいです。
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